今回は、薬丸岳のシリーズ作品について読む順番を紹介します。
シリーズ以外の作品を読む順番については、以下の記事をご覧下さい。
合わせて読む 【薬丸岳×見る順番】小説/その他を全作品まとめました
本題へ入る前に、わからない読書用語にご活用下さい。
読書用語CHECK
- アンソロジー…違った作者による詩文などの作品を集めたもの、または、同一作家による作品集
- エッセイ…自由な形式で持論を述べた散文(≓随筆、随想)
- 編纂…書物の内容をまとめること
それではみていきましょう。
薬丸岳の全シリーズ作品をまとめました【読む順番】

刑事・夏目信人シリーズ
- 【2011年】刑事のまなざし
- 【2013年】その鏡は嘘をつく
- 【2014年】刑事の約束
- 【2018年】刑事の怒り
刑事のまなざし
ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。
引用:「Oricon」データベース
その鏡は嘘をつく
鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。その頃、東池袋署の刑事・夏目は同日現場近くで起こった不可解な集団暴行事件を調べていた。事件の鍵を握るのは未来を捨てた青年と予備校女性講師。人間の心の奥底に光を当てる、著者ならではの極上ミステリー。
引用:「Oricon」データベース
刑事の約束
万引き事件を起こした少年は、得体の知れない女とひっそり暮らす無戸籍児童だった。憐れむべき存在かと思えた少年はしかし、刑事・夏目の捜査で予想外の相貌をみせる(「無縁」)。割り切れない事情が、時にやりきれない犯罪を生む現代。絶望がしのび寄る乾いた世の中に、わずかな希望のありかを探る傑作短編集。
引用:「Oricon」データベース
刑事の怒り
スーツケースに入った高齢女性の遺体。隠していたのは娘だった。母の死を届け出なかった本当の理由とは(「黄昏」)。公園のトイレで起きた殺人。容疑者はレイプから身を守ったというが(「生贄」)。犯罪者自身が抱える壊された心、それでも許されない罪の重み。現在をまっすぐ見つめる刑事・夏目の傑作ミステリー。
引用:「Oricon」データベース